2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「コンピュータ・プログラミングの概念・技法・モデル」を読み始めてから読み終わるまで

二年前の夏くらいに読み始めて、ちょくちょくと読み進めていた「コンピュータ・プログラミングの概念・技法・モデル」という本をひと通り読み終えました。まあ読んだと言っても章末の練習問題は途中からやっていないので、おおよそ重要なことは一通り頭に入…

CTMCP 12章:制約プログラミング

第二部の最終章。制約プログラミング。 要点 制約プログラミング自体は、何らかの論理的な制約(constarint)を満たす解を求める技法の集合である。制約プログラミングでは解を求めるにあたって、力ずくの探索を可能な限り避けて…(つづき) 感想 計算空間とい…

CTMCP 8章:状態共有並行性

しばらく積み残していた八章以降を消化してしまおうと思います。状態共有並行性です。関係ないですが書き物は軽量マークアップ言語がいいだろうということでemacsのorg-modeを使っていたのですが、コードの断片を埋め込めるのと記号の選び方が良くてプレーン…

CTMCP 11章:分散プログラミング

第十一章:分散プログラミングです。Oz はネットワーク透過なプログラミングを可能にするとかなんとかで、そういうの得意っぽいです。ちょっとすごいです。 要点 この章では、オープンな分散システムを扱う。以下のように、これはクラスタコンピューティング…

CTMCP 9章:関係プログラミング

第一部:一般的計算モデル の最終章、関係計算モデルです。論理型プログラミングを扱います。ちなみに第二部は特殊化された(Specialized)計算モデルで、GUIプログラミング、分散プログラミング、及び制約プログラミングを扱います。GUIプログラミングはあ…